テニスを始める際に、まず悩むのはラケット選び。
テニスには硬式と軟式があるのをご存じでしょうか?
硬式テニスでは、硬くて厚い球状のゴムの表面にフェルトが貼られているボールを使うのに対し、軟式テニスでは、薄いゴム製のボールを使います。
ボールの形状が異なり、、もちろん使うラケットやコートも異なります。
本記事では、大人向けの硬式テニスラケットの選び方を、初心者の方にもわかりやすく解説いたします。これからテニスをはじめたい方や、レンタルではなくマイラケットを持ちたいといった方、必見です!
1-1. 握りやすさ
1-2. 適度な重量感
1-3. ヘッドサイズ
1-4. バランスポイント
1-5. 振動をやわらげる機能
2-1.【初心者向け】ARTENGO(アルテンゴ)テニスラケット TR160 GRAPH
2-2. 【初心者向け】ARTENGO(アルテンゴ)テニス ラケット TR190 Lite V2 大人用
2-3. 【初中級者向け】ARTENGO(アルテンゴ)テニスラケット TR500
2-4. 【中上級者向け】ARTENGO(アルテンゴ)テニスラケット TR960 Control Tour 18 x 20(ストリングなし)
1. 【硬式】テニスラケット選びで重要な5つのポイント
テニスラケットを選ぶ際、注目すべきポイントが5つあります。
ここでは、5つのポイントについてひとつずつ解説します。
1-1. 握りやすさ
まず、手にフィットする握りやすいラケットを選びましょう。
ラケットの握る部分には0~5までのサイズがあり、グリップサイズと呼ばれています。プレイヤーに合う適切なグリップサイズを選択することが重要です。ユニバーサルなサイズなので、今持っていらっしゃるラケットを参考にご購入いただいても大丈夫です。
グリップサイズの目安は以下のとおりです。
サイズ |
対象 |
---|---|
0 |
子ども |
1 |
中高生や手が比較的小さい方 |
2 |
一般的な女性 |
3 |
一般的な男性 |
4 |
身長180 cm 以上の方 |
5 |
身長180 cm 以上の方 |
この表を参考に自分の手の大きさに合うグリップサイズを選び、実際に握ってフィット感を確認します。
より自分の手にフィットするように、または好みの握り心地に近づけるために、グリップテープを巻いて微調整をするのもよいでしょう。グリップテープを巻くことにより、1サイズアップできます。
1-2. 適度な重量感
適度な重量感のあるラケットを選びましょう。
軽すぎるものはコントロールが効きづらく、ボールの飛距離が伸びにくくなります。
反対に、重すぎるものはスイングしづらくなります。小柄な方や女性には特に負担が大きくなります。
硬式テニスラケットの重量は、以下の表をご参照ください。
重量 |
おすすめする方 |
---|---|
260g 未満 |
軽量で扱いやすい初心者向け |
260g~295g |
標準的な重量でオールラウンドプレーに適した中級者向け |
300g~315g |
十分なテクニックを持ち、より力強いストロークと高い精度を求めるプレーヤー向け |
315g 超 |
トップレベルの競技プレーヤー向け |
また、ラケットの重量とあわせてスイングウェイト(振った時に感じる重さ)にも注目しましょう。
スイングウェイトが高くなるほど、ラケットの扱いが難しくなります。
スイングウェイト |
特徴 |
---|---|
250kg/cm2 未満 |
扱いやすい |
250kg/cm2~270kg/cm2 |
汎用性が高い |
270kg/cm2 超 |
パワーがある |
1-3. ヘッドサイズ
ヘッドサイズとは、ラケットに張られたストリングの面積のことを指します。
硬式テニス初心者の方には、ヘッドサイズの大きいモデルがおすすめです。
ヘッドサイズの目安については、以下の表をご参照ください。
ヘッドサイズ |
目安 |
---|---|
600 cm2 |
小さめ |
630 cm2~645 cm2 |
中くらい・一般的 |
660 cm2~740 cm2 |
大きめ |
初心者の方には、ヘッドサイズの大きいモデルがおすすめです。
ヘッドサイズが大きめのラケットを選ぶことで、スイートスポット(ボールを打ち返すのに最適な打球点)が広くなるため、ボールの芯をとらえやすくなります。
ボールをラケットに当てる感覚をつかむことから始めましょう。
1-4. バランスポイント
バランスポイントとは、グリップエンド(グリップの先端)からラケット先端までを横にして一点で支えた際に、水平にバランスが取れる位置までの距離を指します。
分類 |
バランスポイント |
---|---|
トップライト |
310 mm 以下 |
イーブンバランス |
310 mm~329 mm |
トップヘビー |
330 mm 以上 |
数値が小さいラケットほど振り切りやすく、ボールをまっすぐ飛ばしやすくなるため、テニス初心者の方はバランスポイントの数値の小さい製品を選びましょう。
1-5. 振動をやわらげる機能
硬式テニスを一度でもプレーしたことがある人なら分かると思いますが、ボールがヘッドに当たると、結構な衝撃を受け、振動を感じます。
初心者は、その衝撃でラケットがブレてしまい、コントロールを失いやすいため、衝撃吸収性に優れたモデルがおすすめです。
また、ダンプナー、またはダンパーと呼ばれる振動をとめるゴム製のアイテムを付けることで、振動を軽減することもできます。
2. デカトロンがおすすめする4モデルをご紹介
デカトロンでは、初心者用から上級者用まで、様々なタイプの硬式テニスラケット取り揃えています。
この章では担当者イチオシの製品をご紹介いたします。マイラケットにいかがでしょうか。
2-1. 【初心者向け】ARTENGO(アルテンゴ)テニスラケット TR160 GRAPH
デカトロン公認インストラクターとの共同デザインモデル。
ヘッドサイズが660 cm2と大きく、初心者の練習時に扱いやすく持ちやすいラケットです。
100%グラファイト製のフレームの強度は、アルミニウム製ラケットのおよそ1.2倍。
重さは270gと適度な重量感で、ボールに力が伝わりやすく、快適に打てるよう設計されています。
バランスもしっかり計算されており、パワーとスピンのどちらを重視するかといった、今後のラケット選びの方向性を決めるためのラケットにも最適です。
ホワイト・レッド・蛍光イエローの中から、お好きなカラーをお選びください。
2-2. 【初心者向け】ARTENGO(アルテンゴ)テニス ラケット TR190 Lite V2 大人用
テニスをより深く学べるように開発された初心者向けのモデルです。
人間工学に基づいて設計されたグリップには、フィット感抜群のソフトグリップを採用。
初心者の方が正しい位置で握れるようガイドが付いており、テニスの3つの基本ストローク(フォアストローク/バックストローク/サービス)を身につけるのにも最適です。
オールグラファイト製の高硬度のフレームは260gの適度な重量感で、ヘッドサイズも660 cm2と大きく、バランスのとれた扱いやすい硬式ラケットとなっています。
付属のダンプナー(衝撃を吸収するための取り外し可能なパーツ)を使用することで、打つ際の衝撃をある程度おさえられます。
2-3. 【初中級者向け】ARTENGO(アルテンゴ)テニスラケット TR500
パワー・快適性・扱いやすさのすべてが揃った、初中級の方におすすめの多機能性モデルです。
フレームには、独自開発のSOFT FEELテクノロジーを採用。
バルサ材を使用することでインパクト時(ボールがラケットに当たる瞬間)の振動が大幅におさえられ、ラケットを手に持ったときの感触が良くなるよう設計されています。
ヘッドサイズは660 cm2と大きく、ショットのコントロール性にも優れているため、テニス初心者の方でも楽に狙って打つことが可能です。
お客様からは、形状やカラー、デザインが良く、コントロールが効きやすい点も気に入っているとのお声をいただいています。
2-4. 【中上級者向け】ARTENGO(アルテンゴ)テニスラケット TR960 Control Tour 18 x 20(ストリングなし)
ARTENGO(アルテンゴ)とパートナーシップ契約を締結している男子プロテニスプレーヤー、ガエル・モンフィス選手との共同開発モデルで、実際にモンフィス選手も試合で使用しています。
フレームが薄めで柔らかく、ヘッドサイズが630 cm2とコンパクトな分、パワーや寛容性はプレーヤーのテクニックに依存しますが、コントロール性は向上します。
また、ストリングパターン(ラケットに張るストリングの縦糸と横糸の本数)が通常より細かいことも、コントロール性を高めている要因のひとつです。
プロのようなプレーを目指したいとお考えの方に、ぜひお手に取っていただきたい製品です。
3.自社ブランド「ARTENGO(アルテンゴ)」とは
「ARTENGO(アルテンゴ)」とは、デカトロンのテニス用品専門のブランド名です。ARTENGO(アルテンゴ)ではテニス初心者から中級者、プロを目指す上級者まで、幅広い層の方々に対応した製品開発を行っており、また世界中のテニスプレイヤーにご愛用いただいています。
ARTENGO(アルテンゴ)は、2022年1月にフランス出身の男子プロテニスプレーヤー、ガエル・モンフィス選手と5年間のパートナーシップ契約を締結しました。
ガエル・モンフィス選手は現在、ARTENGO(アルテンゴ)の製品開発に携わるほか、当ブランドのシューズやラケット、ウェアを実際に使用してプレーされています。
「テニスに情熱を注ぐ人々の役に立ちたい」という共通の願いを持つ、テニスブランドと一流テニスプレイヤーのコラボレーション。
これからの展開に、ぜひご注目ください。
4. 硬式テニスラケットとあわせて揃えたい!初心者にもおすすめの練習アイテム
テニスの上達には、練習の積み重ねが不可欠です。
テニススクールに通ったり、素振りや壁打ちを繰り返したりする方法もありますが、ひとりでの練習に最適な練習アイテムを利用するのもおすすめです。
デカトロンでは、自主練習に最適なテニストレーナー、テニスコートマーキングカップ、テニスボール回収チューブなどのアイテムも取り揃えております。
テニスをひとりで練習する方法については、こちらも合わせてご覧ください。→「テニスを一人で練習する方法【初心者向け】」
5. まとめ
本記事ではテニスラケットを選ぶ際のポイントと担当者おすすめモデルについてご紹介いたしました。
自分のプレースタイルや感覚に合った使いやすいラケットで、楽しみながらプレーを磨いていきましょう。
デカトロンでは、テニスの練習をひとりで行う際に便利なアイテムやウェアなども取り揃えています。
製品の詳細はぜひデカトロン公式サイトよりご覧ください。