【エコデザイン】サステナブルなおすすめスキーウェア9選

【エコデザイン】サステナブルなおすすめスキーウェア9選

スキーをはじめとするアウトドアスポーツは、美しい自然があってこそ存分に楽しめるものです。エコなスキーウェアを購入することで、改めて環境保護について考えてみませんか? 本記事では、環境に配慮したデカトロンの取り組み「エコデザイン」についてご紹介します。
目次

近年、地球環境保護に関する取り組みが活発化するなかで、ウェア等の製作による環境への負荷についてもたびたび話題にのぼっています。

素材の調達から廃棄・再利用までのすべての工程において環境に配慮したエコな製品 を利用することで、誰でも簡単に環境保護に協力できます。

サステナブルなスポーツウェアを通して、環境保護について考えてみませんか?

本記事では、スポーツブランド「デカトロン」の環境保護への取り組み「エコデザイン」についてご紹介します。

1. 【SDGs】さまざまな業界で活発化するエコへの取り組み

SDGs(Sustainable Development Goals)は、環境保護活動などにおける「持続可能な開発目標」を指します。

現在、美しい地球環境を守るべく、世界中でSDGsに関連する活動が活発化しています。

アパレル産業は製造にかかるエネルギーが大きく、製品のライフサイクルが短いことから、環境への負荷が大きい産業のひとつだとされており、国際的な課題となっています。

それを受けて、近年アパレル産業においてSDGsへの注目度が高まっており、環境省からも地球環境に配慮したサステナブルファッションが推奨されています。

また、ユーザー側の意識も高く、とある調査において、環境に配慮したファッションを取り入れたいと考えているユーザーが70%に達したことも報告されています。

美しい自然の中で楽しむアウトドアスポーツのウェアも例外ではありません。
製造工程の見直しや、長年繰り返し愛用できる耐久性を備えた生地・デザインの製品が求められており、今後SDGsへの取り組みはさらに加速していくでしょう。

2. デカトロンによる環境保護活動への取り組み「エコデザイン」とは

「地球は私たちの遊び場です。地球がないとスポーツやアウトドア活動もできないため、大切な遊び場を守りましょう」

これは、デカトロンがもっとも大切にしている地球環境保護への思いです。

デカトロンでは、環境にやさしいアプローチでスポーツウェアやアイテムを開発する「エコデザイン」に取り組んでいます。

2-1. エコデザインアプローチ

エコデザインとは、設計の最初の段階から製品のライフサイクル全体をとおして、環境に配慮する取り組みのことです。

製造から使い終えるまでのすべての工程において、環境への影響を可能な限り減らせるよう考慮されています。

エコデザインアプローチで設計された製品は、従来の製品と同等の機能性を持ち、そのうえで環境保護におけるメリットも備えています。
エコ製品であることを理由に、機能性や着心地が劣ることはありません。

2-2. 製品のライフサイクル

スポーツウェアやシューズなどの製品はすべて、以下の「製品のライフサイクル」を辿っています。

1. 原材料:抽出・処理
2. 生産:デザイン・製造
3. 輸送:生産場所から流通場所へ
4. 流通:店舗・インターネットサイト
5. 使用:着用・洗浄・メンテナンス
6.寿命:リサイクル・廃棄

エコデザインでは、これらの工程において環境への配慮が行き届いているかを注視し、常に見直しが行われています。

2-3. エコデザイン基準

デカトロンのエコデザイン関連製品は、以下の基準うち、少なくとも1つを満たしていることを条件に定めています。

・気候変動・大気汚染・水質汚染・資源枯渇のうち2つ以上の指標で、以前のモデルと比較して少なくとも10%減少する必要がある
・機能ユニット(ウェアを製造する機械)の寿命を30%以上延長し、パフォーマンスを維持する
・製品の修理可能性スコア(修理のしやすさ)をツールを用いて把握することで市場との差別化を図り、一般的な破損と故障の少なくとも80%をカバーする

さらに、素材に関する具体的な基準も設けられています。

・製品重量の少なくとも70%がリサイクルポリエステルで構成されている
・メイン生地の90%が有機栽培の綿で作られている
・メイン生地の28%がリサイクルコットンで作られている
・重量の50%が染色による水の使用に配慮した生地で作られている
・重量の40%が再生プラスチックで作られている

2-4. エコデザインアプローチの方法

エコデザインの製品に使用されている主な6つの素材について、それぞれのエコデザインアプローチの方法をご紹介します。

素材 アプローチ方法
リサイクルポリエステル 洗浄したペットボトルをフレーク状に細断し溶かしてペースト状にしたあと、押出スクリューでフィラメント(繊維)にすることで糸として再利用でき、廃棄を防げる
ドープ染色の 顔料を直接統合する溶液染色技術を用いてポリエステルペーストに着色顔料を粉末状に挿入し糸を生成することで、使用する水の量を減らせる
ビトン生地 ドープ染色の糸を水平に、未染色の糸を垂直に織り込むことで、染色時に使用する水の量を減らせる
リサイクルコットン 綿100%で作られた衣類や布地を回収し繊維を抽出して新しい糸を形成することで、コットン栽培で使用する有害な農薬の量を減らせる
※バージンコットン繊維とブレンドして強度を高める
有機コットン 天然肥料を使用した有機栽培により環境にやさしい方法で綿花を栽培することで、化学物質による土壌汚染や化学製品の不足を防げる
再生プラスチック プラスチック製品をフレーク状に細断して溶かし、ペースト状にして糸などの製品に使用しやすい形に生まれ変わらせることで、石油の使用量を抑えられる

3. デカトロンが目指す「究極のエコデザインアプローチ」

デカトロンでは現在、コットン製品において、使用している綿の100%が持続可能な方法での調達を達成しています。

また、2021年末時点で、売り上げの10.4%をエコデザインを採用した製品が占めています。

しかし、リサイクルポリエステルの使用が20%にとどまっていることや、代替材料の環境への影響の把握や安定した入手ルートの確保など、未だ課題は山積しているといえるでしょう。

気候変動や資源枯渇など、環境への脅威は予断を許さぬ状況です。
「2026年までにエコデザインアプローチで100%の製品開発を達成」を目標に掲げ、環境への影響を減らすためにやるべきことをチーム全体で共有しながら、今後も積極的にアプローチし続けます。

4. 【エコデザイン採用】おすすめスキーウェア3モデル

デカトロンの環境保護への取り組み「エコデザイン」を採用したおすすめのスキーウェアをご紹介します。

デカトロンの公式サイトでは、「エコデザイン」と検索することで、エコデザインの製品をまとめてご覧いただくことができます。
→「エコデザイン

4-1. 【メンズ】WEDZE(ウェッゼ)スキー メンズ ジャケット ウォーム ミドル丈 100

エコデザインの観点から、さまざまな改良を重ねて開発されたミドル丈デザインのスキージャケットです。

生地には再生ポリエステルとドープ染色の糸を使用したビトン生地が使用されています。

スキーウェアでは、3,000 mm~20,000 mmの防水性を備えた生地が推奨されますが、こちらのモデルは10,000 mmと基準をクリアしており、高い防水性が期待できます。

-20℃までの寒さに対応可能な二重構造、雨や雪の侵入を防ぐ高い襟やスノースカート、手首の絞りを備えた、極寒の環境に立ち向かうのに最適なモデルです。

4-2. 【レディース】WEDZE(ウェッゼ)スキー レディース ウィンタージャケット100

流れるようなデザインと防水性の高い素材が特長のベーシックジャケットです。

通常再利用不可能なポリウレタンが使用されるメンブレン(防水性フィルム)を、独自に開発したリサイクル可能なポリエステル製にしました。金属製のボタンやファスナーを取り外すだけで再利用可能な製品に仕上げられています。

さらに、ドープ染色糸の使用や、裁断時の生地の無駄をなくす「ミニマル・ウェイスト」の採用により、廃棄物を限りなく減らして生産されています。

10,000 mmの防水性が確保され、再生素材の中綿を使用することにより、-8℃の環境下でも着用できるよう設計されています。真冬のスキーを快適に楽しめるウェアです。

4-3. 【キッズ】WEDZE(ウェッゼ)スキー G ジャケット 550

ドープ染色を施した再生ポリエステル糸を67%使用した、キッズ用スキージャケットです。

10,000 mmの高い防水性を備え、温かい裏地、パウダースカート、ストームカフ付きで保温性にも優れています。

縫い目にはすべてテープ処理加工され、外側の生地とフードには撥水加工も施されています。雨や雪の侵入を気にすることなく一日中スキーをお楽しみいただけます。

5. まとめ

世界中で注目されているSDGsへの取り組みは、今後もさまざまな場面や業界で拡大し続けるでしょう。

環境問題への取り組みは難しいことのようにとらわれがちですが、サステナブルなウェアを利用することで、誰でも気軽に環境保護活動に参加できます。

大自然のなかでのアウトドアスポーツを楽しむ際は、使用するアイテムも環境へのやさしさにこだわって選んでみませんか?

デカトロンでは、エコデザインの製品をはじめとするスポーツウェアを数多く取り揃えています。
詳しくは公式サイトをご覧ください。