スキーやスノーボードなど、ウィンタースポーツで装着されることのあるヘルメット。
自転車の場合、道路交通法の一部改正により、全ての自転車利用者に対し、乗車用ヘルメットの着用努力義務が課されることになりましたが、スキーやスノボの時はヘルメットをかぶるべき?
「初心者だからヘルメットはまだ早い」「ビーニーで十分じゃないの?」と考えている方も多いのではないでしょうか?
ヘルメットは転倒する恐れがあるスポーツを、安全に楽しむための重要なアイテムです。中級者や上級者だけでなく、初心者や子どもも装着した方がよいでしょう。
この記事ではヘルメットを着用するメリットやヘルメットを選ぶポイント、おすすめのデカトロン製品をご紹介します。
1. ウィンタースポーツでヘルメットを着用するメリット
スキーやスノーボードを楽しむとき、ヘルメットは着用していますか?
ゲレンデを見回してみても、フードやビーニー(ニット帽)をかぶっている方ばかり。
ヘルメットを着用しているのは、競技をしている方やジャンプやトリックをするほどの上級者だ、初心者の私が使うのは恥ずかしい感じている方もいるのではないでしょうか?
確かに日本ではヘルメットの着用率はあまり高くありません。
2021/2022シーズンのスキー場傷害報告書によると、ヘルメットの着用率はスキーで45%、スノーボードで19%、全体ではおよそ29%となっています。
しかし海外に目を向けると、年齢やレベルに関係なく、ほとんどの方がヘルメットを装着してウィンタースポーツを楽しんでいます。
中にはヘルメット着用が義務化されたゲレンデもあるほどです。
日本でも徐々にヘルメットの重要性が周知され、ヘルメットの着用率も上がってきました。
では、なぜヘルメットを着用した方がよいのでしょうか?ヘルメットを着用するメリットについてみていきましょう。
1-1. 転倒時の衝撃から守ってくれる
ヘルメットは、転倒したときに頭部が受ける衝撃を緩和してくれます。
ウィンタースポーツに転倒はつきものです。
特に初心者のスノーボーダーは逆エッジによって転倒しやすく、後頭部や顔面を強打する恐れがあります。
そのとき、衝撃から守ってくれるのがヘルメットです。
ゲレンデのコースのように、圧雪された場所で転倒した際に受ける衝撃はかなりのものです。
中上級者になると滑る速度が速くなるため、転倒時のリスクはより大きくなります。
また初心者の場合もスピードがコントロールできず、思いがけない速度で転倒する可能性もあるでしょう。
ヘルメットは、さまざまなリスクから生じる頭のダメージを最小限にとどめてくれます。
なお、ヘルメットは一度ダメージを受けたら元に戻らないため、基本的に大きな衝撃を一度受けたら買い換えましょう。
またスポーツ中の安全を維持するために強い衝撃を受けていない場合でも、スキーヘルメットは少なくとも5年ごとに交換することをおすすめします。なお、一度でも大きな衝撃を受けたヘルメットは、交換することをおすすめします。目に見えて変化がなくても、内部の緩衝材などにダメージがあり十分な保護機能を発揮しない恐れがあります。
また、強い衝撃を受けていない場合でも、少なくとも5年を目安に交換してください。ヘルメットは消耗品です。経年劣化により性能が落ちてしまいます。
1-2. 思わぬ事故から命を守れる
ヘルメットは思わぬ事故から命を守ってくれます。
ウィンタースポーツで怪我をする原因には、なにか障害物とぶつかったり、別のスキーヤーやスノーボーダーと衝突したりして生じるものもあります。
2021/2022シーズンのスキー場傷害報告書によれば、受傷原因の約20%が「人や障害物との衝突」です。
過去には立木に衝突したスキーヤーが頭を強く打ち、亡くなったケースもあります。
またスキーをしていた子どもとスノーボーダーが衝突し、子どもが亡くなった痛ましい事故も。
特に子どもや初心者はうまくコントロールできず、周囲への注意が疎かになったり、突然転倒したりすることがあります。
そのため、ほかのスキーヤーやスノーボーダーと衝突するリスクも高くなるでしょう。
命を守るため、ヘルメットを装着しましょう。
1-3. 寒さを防げる
ヘルメットはビーニーよりも気密性が高く、防風性が高いため、寒さから頭を守ってくれます。たいていのヘルメットには優れた断熱特性が備わっていることが多いため、他のものを準備する必要は特にありません。
それでも防寒性を上げたい場合は、ヘルメットの下に薄手のビーニーを着用するとよいでしょう。
ただし、厚手のビーニーを着用すると、気密性が損なわれヘルメットが頭部からずれて正しく装着されず保護ができなくなります。
安全面に影響を及ぼさないような、とても薄いビーニー帽やバラクラバ帽を着用してください。
また吸汗性や消臭性のある素材のビーニーがおすすめです。ヘルメット内の蒸れや臭いを防止して快適に過ごせるでしょう。
2. ウィンタースポーツ用ヘルメットのデメリット
多くのメリットがあるにもかかわらず、なぜ日本ではヘルメットを着用しない方が多いのでしょうか?
海外に比べて日本のスキー場の雪はふわふわで、危険性が低いのも理由の1つですが、次のような理由が考えられます。
- おしゃれじゃない
- 持ち運ぶときにかさばる
しかし、最近はおしゃれなデザインのヘルメットがたくさん登場しています。
自分の好みに合うヘルメットを探してみてはいかがでしょうか。
また持ち運びに便利な、ヘルメットも収納できるスキー・スノーボードバッグなども販売されています。
詳しくはこちらをご覧ください。
→「スキー・スノーボードバッグの選び方|おすすめバッグ5選」
デメリットはありますが、安全性を考えるとヘルメットの装着がおすすめです。
特に初心者や子どもは、命を守るためにヘルメットを装着した方がよいでしょう。
3. ウィンタースポーツで着用するヘルメットを選ぶポイント
ここからはヘルメットを選ぶ4つのポイントについてご説明します。
3-1. 国際的安全基準を満たしている
スポーツ用ヘルメットにはさまざまな国際基準があります。
そして用途によって、それぞれ適切な安全要素が決められています。
スキーやスノーボードの国際的安全基準は主に2つ。
アメリカの安全基準であるASTMと、ヨーロッパの安全基準CEです。
このどちらかの安全基準を満たしているものを選ぶと安心です。
安全基準が満たされているかどうかは、ヘルメットの内側をみてください。
CEマークやASTMの基準を満たしていると表記されています。
またインターネットで購入するときは、製品情報の安全性に関する記載を確認しましょう。
3-2. 軽いものを選ぶ
ウィンタースポーツをしている間、ずっと頭にかぶったままのヘルメット。
重いと首や肩に大きな負担がかかります。
ヘルメットは例え1日中かぶっていても気にならないくらい、軽量で自身にフィットするモデルを選ぶことが大切です。
ヘルメットの重さは主に製造方式の違いに影響を受けます。
大きく分けて製造方式は次の2つ。
- インモールド構造方式
- ハードシェル構造方式
メリット | デメリット | 価格 | |
インモールド構造 | 軽い |
割れやすい |
高い |
ハードシェル構造 |
丈夫 |
重い |
安い |
ただし、サイズが大きくなりやすく、ハードシェル構造に比べて割れやすいなどのデメリットもあります。
一方、ハードシェル構造はシェルと緩衝材部分のインナーが別々に作られます。
シェルに使われる素材はABS(樹脂材)、インナーには硬質発泡スチロールのEPSが使われることが多いです。
インモールド構造に比べて重いですが、その分頑丈でコンパクトな印象のヘルメットになります。
ヘルメットそのものの軽さだけでみれば、インモールド構造のヘルメットの方がよいですが、大切なのは使用時に感じる重さです。
ヘルメットを使っているときは、遠心力などさまざまな要素が加わるため、ヘルメットそのものの重さは軽いのに重く感じる場合もあります。
あくまで重さは目安とし、使用感を大切にして選ぶとよいでしょう。
3-3. 頭にフィットするかどうか
アジア人は頭の幅が広く、前後が短いですが、ヨーロッパ人は前後が長く、幅が狭い頭の形をしています。
そのためヘルメットのサイズが合っていても、日本人に合うヘルメットの形でなければフィットしにくいです。
ただし、日本人全員がアジア人に合わせた形にフィットするわけではありません。
自分の頭の形に合うものを見つけてください。
またヘッドサイズ調節機能がついているものにすれば、より頭にフィットさせられます。
成長スピードの速い子どもも長く使えるでしょう。
3-4. 通気性のよさ
ウィンタースポーツは体力を消耗するものが多く、汗をかきやすいです。そのため、通気性をよくするベンチレーションシステムがついているヘルメットが多く販売されています。
ベンチレーションシステムには、さまざまなものがあります。
たとえば、前方の通気孔から入ってくる風を後方の通気孔へと流れるように設計されたものや、額に出る汗を煙突のような構造で上に送るシステムなどです。
どのようなベンチレーションシステムがあるのか、ぜひ確認してみてください。
4. スキー・スノーボードにおすすめのヘルメット
おしゃれなだけでなく、機能性や安全性も十分満たすヘルメットです。
4-1. WEDZE(ウェッゼ)スキー・スノーボード ヘルメット H100 大人用
WEDZE(ウェッゼ)スキー・スノーボード ヘルメット H100 大人用は、初心者にもおすすめできる、シンプルなデザインのヘルメットです。
耐久性に優れ、強い衝撃にも耐えられるハードシェル構造を採用。
CE基準であるEN 1077-B規格を満たしています。
ヘルメットの重量はDecathlon(デカトロン)のヘルメットの平均よりも軽量で「56-59cm」475g、「59-62cm」505gです。
4-2. WEDZE(ウェッゼ)スキー・スノーボード ヘルメット H100 キッズ用 ライトブルー
WEDZE(ウェッゼ)スキー・スノーボード ヘルメット H100 キッズのライトブルーも、初めてウィンタースポーツをする子どもにおすすめのモデルです。
「48~52 cm」「53~56 cm」の2種類のサイズがあります。
CE基準であるEN 1077-B規格を満たしており、衝撃に強いABS製のアウターシェルを使用。
6つの通気孔があり通気性をよくするベンチレーションシステムがついているため、湿気によるゴーグルの曇りを防ぎます。
ヘッドサイズ調節ダイヤルがついており、つまみを回して簡単に厳密な調整ができるため、子どものサイズにしっかりフィットするので、安心してご使用いただけます。
6つの通気孔があり通気性をよくするベンチレーションシステムがついているため、湿気によるゴーグルの曇りを防ぎます。
ヘッドサイズ調節ダイヤルが付いており、スキーグローブの上からでもつまみを回して簡単に厳密な調整ができるため、自分の頭にフィットすることができます。
4-3. WEDZE(ウェッゼ)ダウンヒルスキー バイザー付きヘルメット H 350 大人用
多彩な機能が搭載されているヘルメットなので、初級レベルのスキーヤーから中上級レベルのスキーヤー中速スピードで滑るスキーヤーまで幅広いレベルの方におすすめのヘルメットです。
UV カット、くもり止め、全天候向きシングルレンズバイザー付きのため、メガネをかけている方も安心してご使用できます。
その他にも、イヤーパッドと厚手のハット付き起毛素材による温熱効果、そして一部埋め込み型のイヤープロテクターによって耳が圧迫されるのを防いでくれます。
インモールド構造を採用し、ヘルメットの重量はDecathlon(デカトロン)のバイザー付きヘルメットの中で最も軽量で「56-59cm」510 g、「59-61cm」640gです。510 gと非常に軽量です。またCE基準であるEN 1077規格(クラスB)を満たしています。
10個の通気孔とがあり、内部には換気用チャネルが設置されており、通気性をよくするベンチレーションシステムがついています。
さらにヘッドサイズ調節ダイヤルによって微調整ができるため、フィット感を高め、安心して快適にスキーを楽しめるでしょう。
4-4. WEDZE(ウェッゼ)スキー・スノーボード バイザー付きヘルメット H-KID 550 キッズ用 ゴールド
WEDZE(ウェッゼ)スキー・スノーボード バイザー付きヘルメット H-KID 550 キッズ ゴールドは、初めてウィンタースポーツをする子どもから中速スピードで滑るキッズスキーヤーまでおすすめのモデルです。
バイザー付きヘルメットなので、メガネをかけている子どもにもおすすめです。
バイザーはUVカットとくもり止め加工が施されているので、どんな天候でもスキーをお楽しみいただけます。
他にも、耳の圧迫を防ぐ凹型イヤープロテクターがついており機能面も優れています。
サイズ展開は「53~56 cm」のみで、ヘルメットの重量は610 gです。
より強度のあるABS製のアウターシェルとを採用し、インナーのPS(ポリスチレン)が衝撃時のエネルギーを吸収することで強い衝撃を和らげるハードシェル構造です。
CE基準であるEN 1077-B規格を満たしているため、安心してご使用いただけます。
6つの通気孔があり通気性をよくするベンチレーションシステムがついているため、湿気によるゴーグルの曇りを防ぎます。
ヘッドサイズ調節ダイヤルがついており、つまみを回して簡単に厳密な調整ができるため、子どもの頭の大きさにしっかり合わせられ ます。
5. まとめ
誰もが安心してウィンタースポーツを楽しむため、中上級者だけでなく初心者や子どもも、正しくヘルメットを装着しましょう。
また最近はおしゃれなデザインのヘルメットが多くみられるようになりました。
安全基準が満たされている、自分に合ったお気に入りの一点をぜひみつけてください。
デカトロンではヘルメットのほかにも、ウィンタースポーツには欠かせないボードやウェア、ゴーグル、バッグなどさまざまなアイテムを取り揃えています。
詳しくは公式サイトをご覧ください。