キックスケーターは自分で地面を蹴って進む乗り物です。地面と足との距離が近く、車体が軽くて停止しやすい特徴があるため、一般的な自転車よりも安全です。子供の頃、キックスケーターで友達と遊んだり、公園へ行った思い出がある方も多いのではないでしょうか。
スポーツ用品メーカーであるデカトロンが展開するキックスケーターは、皆様が子供の頃に乗っていたキックスケーターよりも安全でカラフル、しかもリーズナブルな商品へと進化を遂げています。
今回の記事では「子供にキックスケーターを買ってあげたいけど、どんな商品があるか分からない」と悩んでいる方に向けて、キックスケーターの種類や年齢制限、遊ぶ際の注意点について解説します。さらに、幼児や小学生に人気のキックスケーターもランキング形式で紹介するので、ぜひお気に入りの一台を見つけてください。
【子供用キックスケーターの種類】
子供用キックスケーターは、おもちゃでありながら、バランス感覚の成長を促すことができる道具でもあります。タイヤの数によって大きく2輪タイプと3輪タイプに分かれ、2輪タイプは5~6歳頃、3輪タイプは幼児期である3歳頃からの使用が目安です。
ここからはタイヤの数による違いについて説明します。理解しておくと、子供の成長に合わせたキックスケーターを選択できるようになるため、ぜひ参考にしてください。
■2輪タイプ
タイヤが前と後ろに1つずつ付いているのが2輪タイプのキックスケーターです。3輪タイプに比べてスピードが出やすく、軽くて小回りがきくのが特徴です。しかし自立しないので、自分で支える必要があります。
バランス感覚や乗りこなすスキルが求められるため、使用年齢の目安は、体幹がしっかり身に付く5~6歳頃からです。一方、デカトロンは発育が早いお子様に向けた、タイヤが太いキックスケーターも揃っています。4歳から2輪タイプにデビューすることも可能なので、お子様に合わせたキックスケーターを検討してください。
■3輪タイプ
タイヤが前に2つ、後ろに1つ付いているのが3輪タイプのキックスケーターです。タイヤが多い分、2輪タイプよりも重くなりますが、3点で地面を支えるため安定感があります。初めてキックスケーターを購入するときは、5歳以下であれば3輪タイプを選択しておくと安心です。
デカトロンでは、椅子に座って漕ぐタイプと、ボードに足を乗せて漕ぐタイプを展開しているため、これからバランス感覚を養っていくお子様へのプレゼントに適しています。
上記の他にも、タイヤが光るタイプのキックスケーターも販売しています。これがあれば夕暮れでもひと目でお子様の場所が分かり、事故を未然に防ぐことにも繋がります。電池もいらないため、ランニングコストがかからず便利です。ただし、後付けは難しいので、必要な場合は購入時にしっかりと確認してください。
【タイヤの種類】
キックスケーターのタイヤには、小さいタイプと大きいタイプがあります。タイヤが小さいほど小回りがききやすい点がメリットですが、安定感に乏しく、しっかりとしたバランス感覚が必要です。一方で、大きなタイヤは安定した走りで、一回の蹴りで遠くまで進むことができますが、小回りがきかないため、扱いには注意が必要です。
その他、太さでも違いがあります。太いタイヤはスピードが出にくく、ブレーキをかけやすいので、砂利道などの荒れた路面に適しています。反対に細いタイヤはスピードが出やすいため、ブレーキが効きにくいので、舗装された道での走行に向いています。お子様の年齢や運動能力に合わせて、最適な商品を選んであげてください。
【キックスケーターの年齢制限】
自動車やバイクと違って、キックスケーターには対象年齢が指定されているため、購入の際にはしっかりと確認することが大切です。
子供が見た目を気に入ったからといって対象年齢と異なるものを与えてしまうと、怪我やトラブルの原因になり、とても危険です。場合によっては怪我によってキックスケーターに恐怖心を抱いてしまい、乗ることができなくなったり、自転車デビューができなくなったりする可能性もあります。そうならないためにも、キックスケーターを購入する際には、必ず大人が責任を持って対象年齢を確認するようにしてください。
デカトロンでは1歳半~14歳頃までの年齢に対応した子供用キックスケーターを取り揃えているので、お子様に適切な商品を探すことが可能です。
【キックスケーターで遊ぶために知っておくべきこと】
キックスケーターを購入した後はすぐに遊びに出掛けたくなるものですが、その前に子供が安全に遊べるよう、知識を整理しておく必要があります。お子様がキックスケーターで楽しく遊べるよう、ぜひ以下の注意点を知っておいてください。
■キックスケーターで遊ぶ前の注意点
・まずはじめに
箱を開封する前に、対象年齢が間違っていないか、再度確認しましょう。その後、説明書が付属している場合は組み立て方やメンテナンスの仕方も記載されているため、しっかりと読んで、保管してください。
・ハンドルの高さを調節する
キックスケーターにはハンドルの高さを設定できるものがあります。日々成長していく子供の身長に合わせて、ハンドルを持ちやすい位置に設定することで、長く使い続けることができます。ハンドルの位置が自分に合っていないと、バランスを取り辛かったり、間違った身体の使い方をしてしまうため、こまめにチェックしてあげてください。
一般的にはへそから股の間が丁度良い高さと言われていますが、胸の前が持ちやすい場合もあります。ボードに乗った状態で、一緒に設定してあげてください。
・ヘルメットやサポーターを装着する
キックスケーターは、大人も移動手段にしているほど、スピードが出やすい乗り物です。楽しく便利である半面、転倒すると頭を打ったり、膝や手を擦りむいてしまう可能性もはらんでいます。
インラインスケート用のヘルメットやプロテクションを身に着けることで、怪我のリスクを抑えることができます。手袋タイプのサポーターなども販売されているため、キックスケーターの購入時に一緒に検討することをおすすめします。
靴の種類も、保護アイテムとして適切なものを選択してください。キックスケーターは、何度も地面を蹴って進む乗り物なので、足に大きな負担が掛かります。ランニングシューズなど、運動に適したクッション性の高い靴をお子様に履かせてあげると、爪のめくれや捻挫から守ってくれます。
・ブレーキのかけ方と基本的な乗り方を理解する
キックスケーターで遊ぶ際に最初に覚えることは、漕ぎ方ではなく、ブレーキのかけ方です。停止の仕方を知っておくことで、恐怖心がやわらぐメリットがあるからです。
最初はお子様と一緒にキックスケーターを進ませながら、足だけでストップしてみたり、ブレーキを踏む練習をさせてください。そうすることで、走る際に思い切って漕ぐことができるようになります。基本的な乗り方をマスターできれば、遊ぶための準備は完了です。
■キックスケーターで遊ぶ時の注意点
子供用キックスケーターは、残念ながら自転車のように公道を走ることはできません。キックスケーターで公道を走っていると、法律違反になる可能性があるため、必ず公園や広場で遊ぶようにお子様に伝えてください。
近年は、キックスケーターでジャンプや回転などのトリックをするスポーツ、フリースタイルスクーターが人気です。
しかし、これを行うと他の人と衝突したり、頭から転倒したりと、とても危険です。どうしても行いたい場合は専用のキックスケーターを購入し、練習場など広さのある場所で練習するように心がけてください。
【キックスケーターの練習について】
お子様が初めてキックスケーターに乗るときは、まずハンドルを握った状態で歩くことから練習します。ここで、どの程度小回りがきくキックスケーターか、動かすために必要な力はどの程度か、などを体感させます。その後は、歩きながらブレーキをかけて、力加減を覚えさせます。次に、ボードに片足を乗せます。地面を蹴るのは利き足なので、反対の足を乗せるように伝えてください。そしてその場で片足でバランスを取らせてみて、転倒しそうになったら利き足で支える練習をします。これができれば、地面を蹴って進んでも大丈夫です。地面を蹴る頻度は1~2秒に1回程度を意識します。これ以上速くすると、加速しすぎてしまうため、注意が必要です。
【人気のキックスケーターをランキング形式で紹介】
スポーツ用品メーカーであるデカトロンのオリジナルブランドOXELO (オクセロ)の中でも人気のキックスケーターを、幼児向けと小学生向けに分けてランキング形式で紹介します。
デカトロンでは、いずれの商品も徹底的に研究を重ね、特許を取得した商品もラインナップしています。人気の商品は、カラーリングや見た目の良さ、安全面、丈夫さ、操作のしやすさなどが評価されています。高品質でありながらも手軽な価格で手に入れられます。ぜひ購入の際の参考にしてください。
■幼児におすすめのキックスケーター
幼児向けのキックスケーターは主に3輪タイプと2輪タイプがあります。安全に考慮された商品が多く、座って漕ぐことができるものや、ハンドブレーキとフットブレーキの両方が付いているものがあります。タイヤは太く、ボードの位置も低いのが特徴です。最近では、子供を見失わないようにタイヤが光る仕様になっているものも人気です。3,000円台~8,000円台とリーズナブルであることもポイントです。
■1位:キックスケーター B1 500 キッズ
カラフルなカラーリングと光るタイヤが特徴的なキックスケーターです。4段階の高さ調整が可能で、身長80~120cm、2~5歳の子供が対象です。理学療法士と共に設計を行った商品で、ハンドルシステムは特許を取得しています。これにより安定感と共に適度なバランス調整を促すため、お子様の運動能力の発達を助けてくれます。パステルブルーとパステルピンクのカラーバリエーションがあり、男の子、女の子どちらのプレゼントにも適しているスケートボードです。最初の1台として、ぜひご検討ください。■ 2位:キックスケーター ブレーキ付 PLAY 5 キッズ
ビビッドなカラーリングが目を引く、2輪タイプのキックスケーターです。3輪タイプを卒業した4~5歳の子供向けに作った商品で、安全を考慮したダブルブレーキシステムを採用しています。2輪タイプに慣れないうちは後輪ブレーキで、慣れてきたらハンドルバーのブレーキを使用するなど、お子様が自身の成長や、その場の判断に合わせて使い分けられることが特徴です。前輪の方が後輪よりも大きく、安定感にも優れた商品です。
■ 3位:キックスケーター B1 キッズ
ブラックカラーがスタイリッシュな、3輪タイプのキックスケーターです。B1キッズも理学療法士と共同製作を行った商品で、2歳のお子様がバランス感覚や身体の使い方を自然に身に付けられるよう、設計しています。また、ボード部分には滑り止め付きのオプションデッキを取り付けることができます。カラーを豊富に展開しているため、「自分だけの1台がほしい」というお子様におすすめです。
■ 4位:TD 900 スケーター キッズ
1歳半の子供でも乗れるように設計した、椅子付きのキックスケーターです。椅子に座ると安定感が増すため、小さなお子様も安心して遊ぶことができます。さらに、座位と立位のスタイルチェンジができるため、お子様の成長に合わせて使い分けることで、長い期間楽しむことができます。そして、タイヤが光る仕様なので、夕方でもどこにいるのか一目で分かり安心です。外遊びや身体を動かすことが好きなお子様、運動機能の発達が早いお子様にぜひご検討ください。
■小学生におすすめのキックスケーター
小学生向けのキックスケーターは2輪タイプが主流です。幼児向けのものに比べてスピードが出やすく、疾走感を味わえるよう設計しています。泥よけや、衝撃を吸収するサスペンションが付いている商品もあり、公園やレジャー施設などで思い切り楽しむことができます。幼児向けのキックスケーターよりも複雑な造りをしていますが、1万円以内で購入できるため安心してください。
■ 1位:キックスケーター MID 9 キッズ
泥除けとサスペンションが付いたキックスケーターです。汚れや転倒から守ってくれるように設計しているため、遊び盛りの子供たちも安心して使用できます。スタンドも付いているため、立てておけるのも特徴の1つです。折りたたみが簡単で重量は5kgと軽く、子供でも持ち運びしやすい商品です。カラーはブルー、ホワイト、レッドの3種類をラインナップしており、デザインも幼くありません。子供っぽいキックスケーターから卒業したいお子様におすすめです。
■2位:キックスケーター MID 5 ピンクリタ フラッシュホイール
小回りのききやすい小さなタイヤを採用したキックスケーターです。タイヤが小さいためスピードが出過ぎることもなく、6~9歳の小学校低学年のお子様におすすめの商品です。こちらもサスペンション付きで、地面からの衝撃が緩和されるため、キャンプ場などでも快適に走行できます。幼児向けのキックスケーターの次の1台としてぜひご検討ください。
■3位:キックスケーター MID1 キッズ
リーズナブルなキックスケーターを探している方におすすめの商品です。タイヤが小さく、ボードが縦に長い作りをしていて、小回りと安定感の両方を兼ね備えています。また、大部分がアルミニウムで作られているため、とても丈夫です。転倒しても壊れにくいため、キックスケーターに慣れていない6~9歳頃のお子様へのプレゼントにも適しています。
【キックスケーターで楽しく安全に遊ぶために】
キックスケーターに乗って自分の足で地面を蹴り、疾走感を得る体験は、子供の遊び心を満たしてくれます。また、キックスケーターで走行することは、バランス感覚を身に付けるなど身体的な成長を促す貴重な経験にもなります。
本記事では、そんなキックスケーターの種類、購入時や遊ぶ際の注意点を解説し、おすすめの商品をランキング形式で紹介しました。
子供の健やかな成長のためには、大人がキックスケーターについてしっかりと理解しておくことが必要です。3輪タイプと2輪タイプの違い、使い方を理解して、プレゼントしてあげてください。
デカトロンはスポーツ用品メーカーとして、40年以上もの間、デザインはもちろん、人間工学に基づいた機能性の良さにも注力して、商品開発を続けてきました。キックスケーターのオリジナルブランドOXELO (オクセロ)もこのスタイルを受け継ぎ、様々なニーズを想定して幅広くキックスケーターを開発しています。
お子様にとって最適な1台がまだ見つかっていないなら、ぜひデカトロンのラインナップから探してみてください。