自転車は、車やバイクと一緒に公道を走らなければなりません。そのため身の安全を確保するアイテムが必要です。
また自転車は交通手段でありながら、サドルに座ってペダルを漕ぐスポーツでもあります。スポーツとして自転車に乗る人は、サイクリングアクセサリーで運動機能をサポートする方が多くいらっしゃいます。
今回はこれから自転車に乗る初心者に向けて「何から買いそろえたらよいのか」「どのような服装がよいのか」をアドバイスしていきます。趣味として自転車に乗る人も、スポーツとして乗る人も必見の記事ですので、最後までお読みくださいませ。
【ヘルメットから準備する】
自転車と同時にまず準備していただきたいのが、ヘルメットです。
自転車事故で死亡する確率は人口10万人あたり0.4人です(2017年、*1)。これはすべての交通死亡事故の13%を占める大きな数字で、バイクと同じくらいの危険度であることを示しています。
自転車の種類によっては時速30キロで走ることができ、下り坂では自動車と変わらない速度で走ることもできます。自動車と違って自転車は車輪が細く、車輪が2本なので転倒しやすい乗り物です。そこで命を守るために「ヘルメット」の購入がおすすめなのです。
■「大げさ」と思わないで頭を真っ先に守る
「近所を走るだけだから、ヘルメットを被るのは大げさに感じる」と思う方がほとんどではないでしょうか。
先ほど紹介した自転車に乗っている人の事故確率データには、すべての自転車乗りが含まれています。スポーツ走行の人だけに事故の可能性があるわけではないため、近所に行く際もヘルメットを着用しましょう。
ヘルメットを着用いただきたい理由は「頭を守る」ためです。
頭は損傷しやすいうえに、損傷すると死につながりやすいという特徴があります。脳は人の臓器のなかで最も重要なもので、頭を守ることは自転車乗りにとって最優先事項です。
ヘルメットを被ることによって頭部へのダメージをやわらげてくれます。これから自転車に乗る方は必ずヘルメットを着用して、突然の事故から身を守ってください。
■ロードサイクリングヘルメットRoadR500
こちらの商品はデカトロンで販売しているヘルメットです。カジュアルなデザインなので、どんな服装でも合わせやすく、男女問わず普段から着用いただけます。
バイクのヘルメットは数万円するものが多いですが、デカトロンのサイクリング用ヘルメットはお手頃価格でご購入いただけます。これから自転車を始めようかなとお考えの方でも手が出しやすいヘルメットとなっています。
【サイクリングを楽しめる服装とは】
ヘルメットが決まれば、あとは楽しみを増やすアクセサリーを買いそろえていくだけです。ここからはサイクルウェアの選び方について紹介いたします。まずは注意点から説明いたします。
■風になびくものは身に着けない
自転車に乗るときの服装は自由ですが、次の2つだけ注意してください。
- ヒラヒラしたもの
- ダボっとするもの
スカートやサイズが大きくてお尻まで隠れるシャツ、裾が広がっているズボンは、走行中に風を受けてバランスがとりにくくなったり、車輪に挟まったりして走行に集中できなくなってしまいます。車輪に服が巻き込まれると事故につながる可能性も高まるため、自転車に乗る際は身に着けないことをおすすめします。
安全に快適にサイクリングを楽しむためにも、体にフィットする服装で自転車に乗るほうがよいでしょう。
冬はジャンパーを着たらしっかりチャックを閉めてください。チャックが開いていると強い風を受けたときジャンパーがめくれてしまい、先ほど紹介した危険が伴います。
■シューズにも注意する
ヒールが高い靴や脱げやすいサンダル、靴底が滑りやすいタイプのシューズは、ペダルを踏み外しやすくなり、ハンドルの操作を誤る可能性があります。
ほとんどの自転車は路面の凸凹を吸収するサスペンションがついていないため、走っているだけでガタガタしてしまいます。ガタつくとハンドル操作が難しくなるため、危険が伴います。サイクリングにはスニーカーが適しています。グレードを上げるなら、サイクリングシューズがおすすめです。
■動きやすいものがベスト
サイクリングに適した服装はやはり動きやすいものです。
屈伸運動やアキレス腱運動や柔軟運動をして、首、肩、肘、手首、腰、股関節、膝、足首の大きな関節が動きにくい服は避けましょう。
■必要な機能性をチェック
サイクリング中はたくさん汗をかくため、吸湿性や速乾性に優れた素材のものを選ぶことで、蒸れを防ぎ快適になります。動きやすさを重視するなら、伸縮性の高さも重要です。他にも日焼け対策としてUVカット機能が付いたサイクリングウェアを選ぶと、肌へのダメージを減らすことができます。
【デカトロン】おすすめサイクリングアイテム
サイクルウェア・シューズ・バッグにこだわるとサイクリングがより楽しくなります。ここからはデカトロンが販売しているサイクリングアイテムを紹介します。ウェア以外にもサイクリングライフを充実させるためのアクセサリを紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。
■サイクルウェア
サイクルウェアは季節に合わせて、素材や機能性で選ぶのがコツです。気温の低い日でも、運動していると汗をかきやすくなるので、吸湿性や速乾性のある素材をお選びください。
・サイクリング 長袖ベースレイヤー 100
動きに合わせてフィットするように作られており、速乾性のある素材で着心地もよく、さらっと着こなせます。この上にお手持ちのTシャツなどを合わせても問題なくサイクリングを楽しめます。
・TRIBAN (トリバン) サイクリング ツーリングジャージ ウォームウェザー 半袖 RC 100
カジュアルに着こなせるシンプルなデザインで、伸縮性に富んだ素材を使用しています。動きやすく、春や夏の暖かい季節にサイクリングを楽しみたい方に最適のジャージです。1枚でサイクリングを楽しめるようにポケットが6つ付いていて、カギやクレジットカード・スマートフォンなどを入れられます。余計なバッグなどを持たないこともサイクリングを楽しむコツです。
・TRIBAN (トリバン) ロードサイクリング ショーツ ビブレス RC 100 メンズ
快適なすわり心地と動きやすさが魅力のサイクリングパンツです。ペダルをこぐ際の肌ずれが起こりにくい素材で、存分にサイクリングを楽しんでいただけます。
サイクルウェアは、体の動きを研究してつくられているため自転車を漕ぐ動きをサポートします。そのためサイクルウェアを着ると、体が自然に動き出すような感覚になります。
■ウインドブレーカーをバッグにしのばせておく
半そでのウェアを着るときは、汗が乾いたときの急な温度変化や、いきなりの雨等に対応するためウインドブレーカーをバッグのなかに入れておくとよいでしょう。
・サイクリング UVカットウィンドブレーカー ROADR CN
この商品は急な雨や気温の低下に対応できる万能なウィンドブレーカーです。ウェアやジャージのポケットに収まるほどコンパクトに収納できるので、気軽に持ち運べるところが魅力です。
紫外線防止効果が高く、炎天下のサイクリングでも肌を守ってくれます。オールシーズン、さまざまな状況で活躍してくれるので1枚持っておくと安心できる商品です。
■サイクリング専用シューズ
先ほども説明した通り、サイクリングではシューズも専用のものがおすすめです。本格的にスポーツとして楽しみたい方はサイクリング専用シューズを用意しておきましょう。
・サイクリング 競技用ロードバイクシューズ 500
サイクリングシューズはペダルと一体化するため、ペダルを持ち上げる際に推進力が加わり、力を効率的に使いやすくなります。ペダルが回転している間、ずっと力を加えることができるので、自転車の推進力が増し、速く軽く走行できます。
また靴底が固くできているため、力を入れやすいのも特徴です。
サイクリングシューズの底は、固めのプラスチックを使った1枚板のような構造になっているので、普段履いているスニーカーのように底が曲がりません。
ペダルの上で靴底が曲がると、足底に込めた力が分散してしまうため、通常のスニーカーではこぎにくくなってしまいます。
サイクリングシューズをペダルに着けたりペダルから外したりする動作は、最初はとまどうかもしれませんが、すぐに慣れていきます。本格的にサイクリングを始めたい方は、ぜひサイクリングシューズを試してみてください。
■バッグ、パニアラック
自転車のカゴに重い荷物を入れると、ハンドル操作に支障をきたすことがあるため、背中に背負うデイバック(リュック)タイプが最適です。
収納を増やすなら、自転車の後部に取り付けるパニアラックを使用すれば、たくさんの荷物を背負わずに持ち運びできます。
・サイクリング パニアラック用防水バイクバッグ 500 - 20L
パニアラックならハンドル操作に影響を与えませんし、リュックのように背負わないので体も楽になります。
この商品は防水加工が施されているので、雨の日でも荷物を濡らすことがなく安心です。バッグ自体も570gと軽量で持ち手がついており、使いやすい商品です。
【季節ごとのアレンジを楽しむ】
日本ではほとんどの場所で、一年中サイクリングを楽しむことができます。サイクリングウェアのコーディネートを季節に応じて変化させることで、より快適に楽しめるようになります。
春夏と秋冬にわけて、サイクリングコーディネートを考えてみましょう。
■春夏のサイクリングコーディネート
春夏のサイクリングコーディネートのポイントは、軽快さです。風を感じられるように、薄手のサイクルウェアがおすすめです。つるつるした素材のウェアを着ていると、空気抵抗が減って、スムーズに自転車を走らせることができます。これこそサイクリングの醍醐味ではないでしょうか。
春はまだ寒い時刻があるので、ウインドブレーカーを持っていきましょう。
サイクリング中は常に紫外線を浴びているので、日差しが強くなったら体が温まっていてもウインドブレーカーを羽織るのがおすすめです。
そうすると体温が過剰に上がってしまう恐れがあります。自転車にボトルゲージとボトルを取りつけておくと、水分を摂りやすくなり、体温上昇を防ぐことができます。
日差しの強い夏は特にサングラス(アイウェア)を用意しておくと便利です。日差しにより視界が遮られる心配もなく、紫外線から目を守ってくれます。
走行中に飛んでくる石の破片や虫などから目を守ってくれる役割もあるので、夏以外の季節でも使用できるサイクリング必需品のひとつです
・サイクリング 自転車用金属製ボトルケージ 100
こちらは耐久性のある金属製のボトルケージです。シンプルなデザインなので、どんな自転車にも合わせやすいのが特徴です。ネジは付属品ではないため、お手持ちの自転車に付属しているネジで装着する必要があります。
・ボトルAllroad Light 600ml
こちらのボトルは手にぴったりなじむエコノミックデザインで、中身が漏れにくいキャップが使われているため、サイクリングの最中でも水分補給がしやすくなっています。
・サイクリング サングラス ハイコントラスト ROADR 900 大人用
こちらのサングラスは、紫外線が強い日でも目をしっかりとカバーしてくれます。風や異物が目に入らないように、包み込むような形状になっているのが特徴です。
■秋冬のサイクリングコーディネート
秋冬は防寒を徹底しましょう。冬に防寒対策を忘れることはないと思いますが、秋は注意が必要です。秋は夏の暑さが鮮明に残っていて、朝方に出かけるとき「これくらい晴れ間が広がっていれば薄手でも大丈夫だろう」と思ってしまいがちです。しかし午後に入ると急激に気温が下がることがあるため、服装には十分気を配る必要があります。
サイクルウェアでの防寒対策の基本は、アンダーウェアです。保温性に加えて、加温機能がついているものを選んでください。
さらに、発汗性が高い下着もおすすめです。秋の終わりや真冬のような寒い時期のサイクリングでも、走行中は体を激しく動かすため体温が上がり、汗をかきやすくなります。気温が低くなっても吸湿性の高いものが最適です。
そして手袋(グローブ)は必須です。寒さは最初に手の指先を襲うからです。手の指がかじかむと、ブレーキ操作が危うくなって危険です。
その他にも高い保温機能があるジャンパーを着こみ、さらにネックウォーマーを首に巻くことがおすすめです。ネックウォーマーを装着すると、冷たい風がジャンパーの内側に入りにくくなり、体が冷えません。
・サイクリング 冬用グローブ 900
優れたコントロールを可能にするカジュアルなデザインのグローブです。グローブを着用したままでスマートフォンを操作できるため、サイクリング中のナビ操作等を妨げることはありません。もちろん温熱効果のある裏地を使用しており、冬の寒い日でもしっかりと寒さから手指を守ってくれます。
・VAN RYSEL(ヴァンリーゼル)サイクリング ソックス RoadR 500
快適なサイクリングを妨げないように、足首と土踏まずにゴムバンドを入れて、ずれにくくしている商品です。目の詰まったニットで作られており、寒さから身を守ってくれます。
・サイクリング ネックウォーマー 500
サイクリング中の風と寒さから首を保護してくれるネックウォーマーです。口元部分はポリエステルを使用し、呼吸を妨げない仕様で、首部分は薄手のフリースで暖かさを感じられます。
【まとめ:アレンジ次第で楽しさも快適さも向上】
自転車は手軽に自然を楽しめる便利な移動手段ですが、想像以上にスピードが出やすいため、安全性に気を付ける必要があります。そのため、ヘルメットはマストアイテムと考えてください。自転車の本場ヨーロッパでは、多くの人がヘルメットをしています。日本ではまだまだヘルメットの着用が一般的ではありませんが、身を守るために着用することがおすすめです。サイクリングを楽しむため、安全性に充分注意することが重要です。
サイクルウェアやアクセサリーを取り入れることで、サイクリングをより楽しむことができます。デカトロンでは、機能性が高くデザインがカジュアルなサイクリングウェアやアクセサリーを取り揃えています。
これからサイクリングを本格的に始めようとしている方は、デカトロンで一通りのサイクリングアイテムを揃えてみてはいかがでしょうか。