キックスケーターは地面を蹴って推進力を得る乗り物です。車輪も本体も小さくて軽いためスピードが出すぎることがなく、小さなお子様でも停止しやすいので安全面で自転車に勝っています。
自転車に乗る前のお子様に、バランス感覚を養う練習用のおもちゃとしてプレゼントする保護者もいます。
今回の記事では「4歳~5歳の子供へのプレゼントに悩んでいる」という方に向けて、なぜキックスケーターがプレゼントに適しているのかを解説し、おすすめの商品をランキング形式で紹介します。プレゼント選びにお困りの方は、ぜひ参考にしてください。
【キックスケーターをプレゼントに選ぶ理由】
4歳~5歳の幼児期はプレゴールデンエイジと言われ運動機能の発達が著しい時期であり、この時期に身体を動かせるように訓練しておくと子供の成長に良いとされています。
とはいえ、ただ運動するといってもお子様はもちろん、保護者も何をしてあげれば良いのか分からない人は少なくありません。そこでおすすめなのが、キックスケーターです。
キックスケーターをプレゼントとして選ぶメリットはたくさんあります。ここからは少し細かく解説していきます。
■バランス感覚が養える
まずは、バランス感覚や運動神経を養うのに最適な構造をしていることが挙げられます。キックスケーターは、車輪が2個~3個付いているハンドル付きのボードに足を乗せ、片足で地面を蹴って進むおもちゃです。地面を蹴った後は、倒れないように片足でバランスを取る必要があるので、バランス感覚や身体の扱い方が自然に身に付きます。
■自発的な運動になる
次に、乗っていて楽しいというメリットがあります。キックスケーターは走るよりもスピードが出るため、疾走感があり、お子様も夢中になって遊んでくれます。
運動神経を養うために、運動系の習い事をさせる場合もありますが、練習で辛い思いをしたり、だんだんと強制的に感じてしまい、続かないこともしばしばあります。
キックスケーターは遊ぶという自発的な運動になるため、継続できる可能性が高いのが特徴です。
■軽くて安心
キックスケーターは自転車よりもコンパクトで軽く、運動神経が発達段階のお子様でも制御しやすい特徴があります。車輪が小さいため、恐怖を感じるようなスピードが出ることもありませんし、車体も低いので、地面を蹴るために片足を浮かせている間や、蹴る瞬間に重心が大きくブレることがなく、バランスを崩しにくい一面もあります。
またブレーキが付いているタイプもあり、もしバランスを崩した時、とっさに停止できるため、怪我のリスクが比較的低い乗り物だといえます。
「いきなり自転車をプレゼントするのは不安」という方にとっても、キックスケーターは良い選択肢になります。
■子供の心の成長を助ける
キックスケーターは比較的大きいサイズのプレゼントになります。プレゼントが大きいと、それだけでお子様にとってはインパクトが強く、キックスケーターへの思い入れも強くなります。
愛着の湧いたキックスケーターを使って毎日遊ぶうちに、壊さないように、傷が付かないように大切に扱うことを覚えていきます。キックスケーターをプレゼントすることは「物を大切にする」情操教育になる可能性もあります。
【他の乗り物の特徴や使用時期】
三輪車、キックバイク、自転車など、子供用の乗り物は、いくつか種類があります。特に三輪車やキックバイクは、キックスケーターに似た性質を持つ子供用のおもちゃとして挙げられることもあり「違いが分からない」という方も多いのではないでしょうか。
三輪車、キックバイク、キックスケーターは自転車への前段階として乗っておくと、5歳、6歳頃に自転車デビューする際にスムーズに乗れるようになるため、人気です。
以下のトピックでは、それぞれの特徴やおすすめの使用年齢について解説していきます。将来へのステップを考えて、三輪車、キックバイク、キックスケーターの順に使い分けると、自転車の運転に必要なスキルを無理なく身に付けられるので、ぜひ参考にしてください。
■三輪車
三輪車とは、3個の車輪とペダルが付いた、座椅子付きの乗り物です。三輪車の中には、生後10か月ごろから乗れる商品が多く、コントロールバーが付いていればベビーカー代わりに使用できるものもあります。ペダルと車輪が直接的に繋がっているため、自分が漕いだ分だけ進み、漕ぐのを止めれば停止するつくりになっています。簡単に停止させられるので、怪我するほどの速いスピードは出ません。
さらに3つの車輪で車体を支えているので、バランスを取る必要がなく、自力で走れないようなとても幼いお子様でも安心して乗ることができます。
一方、キックスケーターの対象年齢は早ければ1歳以降から乗ることができますが、バランスを取りながら乗るものなので、運動神経が未発達なお子様の場合は、やや危険です。そのため、お子様が幼いうちは三輪車から始めて、4歳ぐらいからキックスケーターに移行すると、無理なくバランス感覚を養え、続く自転車へもスムーズに移行できます。
■キックバイク
キックバイクは自転車に似た形状で、体重移動によってバランスを取るという2輪ならではの感覚を、遊びを通して身に付けられます。ペダルがないのが特徴で、自分の足で蹴って進んだり止まったりする乗り物ですが、この「考えながら身体を使う」行為は、お子様の頭の発育も促してくれます。
キックバイクは身体を動かす欲求が強くなる2歳頃から乗れるおもちゃなので、三輪車の次の段階としてプレゼントをする保護者も多くいます。
一方でキックバイクを卒業した後に、足で車体を止める癖が残ってしまうことには注意が必要です。動いている自転車を無理に足で止めようとすると怪我してしまうため、自転車デビューのことを考えると、ブレーキを使って停止する感覚を学んでおいて欲しいところです。
そこで4歳頃からはキックスケーターに移行する方法があります。キックスケーターはハンドルを握ってブレーキをかけるタイプが販売されているので、自転車の前段階として最適です。
キックスケーターは三輪車やキックバイクと異なり、スピードが出やすい乗り物です。その分、転倒時の危険性もコントロールの難しさも増加します。
キックスケーターもキックバイクも対象年齢が重なっているため順番に悩むかもしれませんが、キックバイクに慣れた後にキックスケーターに移行する方が安全です。
■自転車
自転車は幼児用に補助輪付きのタイプも販売されていますが、4歳のお子様にとっては扱いが難しい場合があります。自転車はブレーキをかけるためにハンドルを強く握らなければならず、握力が十分にない場合はうまく停止できずに、怪我や事故につながってしまいます。これに加えて自転車は公道を走る乗り物なので、車やバイク、他の自転車と同様の走りを求められます。いきなり自転車デビューするのではなく、自分の意志で動く乗り物に慣れてからの方が良いです。一方、キックスケーターは自転車よりも軽いため扱いやすく、手と足を使って止まることができます。そのため、4歳~5歳の間はキックスケーターで乗り物に乗るバランス感覚や停止する判断などを養い、その後に自転車に移行するのがおすすめです。
その他、それぞれの形状面での比較
三輪車、キックバイクは折りたためず、キックスケーターはボタン1つで折りたたみできるものが主流という違いがあります。自転車に近いバランス感覚を身に付けるという点ではキックバイクにやや軍配が上がりますが、コンパクトさではキックスケーターが勝ります。自転車はキックスケーターと同様、折りたたみ式のものが販売されています。かなりコンパクトになり、電車やバスにも持ち込めますが、それでもキックバイクや三輪車とあまり変わらないサイズ感です。収納スペースはやはりキックスケーターの方が小さくて済みます。
以上、様々な側面から、それぞれの乗り物の特徴や使用時期を解説してきました。総合的にみると、4歳の活発なお子様にはキックスケーターが丁度良いと考えられます。
とはいえ発育の速度やお子様の好みも千差万別。自転車デビューの前段階として、運動神経やバランス感覚の発達にキックスケーターをプレゼントする保護者もいらっしゃいますし、「人形ばかりは飽きが来るし、ゲームはまだ与えたくない」と悩んでいる方が購入することも多いです。お子様としっかり話し合って、最適なプレゼントを選択してあげてください。
【4歳におすすめのキックスケーターランキングベスト5】
スポーツ用品の総合メーカーであるデカトロンは、キックスケーターのオリジナルブランドOXELO (オクセロ)を展開しています。専門家とともに研究を重ねて開発した様々なキックスケーターの中から、4歳のお子様におすすめの商品を、ランキング形式で紹介します。これからお子様にプレゼントを考えている方は、ぜひ参考にしてください。
■1位:キックスケーター B1 500 キッズ
こちらの商品は2歳~5歳までのお子様におすすめのキックスケーターです。パステルイエローとパステルミントのカラー展開をしているため、男の子、女の子どちらのプレゼントとしても喜んでいただいています。
特徴は特許を取得したハンドルシステムを採用していること。これによって、ターンするたびに、デッキが安定感のある角度にコントロールされ、理想的なバランスを保ってくれます。
また、4段階の高さ調整が可能です。車輪が光るため、お子様が喜ぶのはもちろんですが、保護者から「車輪が光っているので、夕方でもどこにいるのかすぐに分かる」と好評をいただいております。
キックスケーターデビューのための最初の1台として選んでいただく事が多い商品です。
■2位:TD 900 スケーター キッズ
運動が得意でないお子様でも安心して遊べる、椅子付きのキックスケーターです。3輪タイプなので安定感に優れ、バランス感覚を養いながら楽しく遊べるのが特徴です。
椅子に座ると重心が下がってより安定感が増すため、バランス感覚が身に付く(1歳半頃)までは「座るモード」がおすすめです。
バランス感覚が整ってきた2歳頃からは、簡単に「立って漕ぐモード」にチェンジできるので、お子様の発達に合わせて使用してください。
またTD 900も車輪が光ります。キラキラと光る車輪でお子様の興味を惹きつけるこちらの商品は、これからお子様の運動神経を伸ばしていきたいと考える保護者に、ぜひ検討してほしい商品です。
■3位:キックスケーター ブレーキ付 PLAY 5 キッズ
後輪とハンドルにブレーキを付けた、ダブルブレーキタイプのキックスケーターです。カラーは1色展開ですが、ビビッドなパープル、ピンク、グリーンの組み合わせが個性的な一台です。ハンドルブレーキは自転車の感覚に近く、自転車デビューを控えた4~5歳のお子様へのプレゼントに最適です。
特に女の子へのプレゼントとして人気の高い商品です。
■4位:キックスケーター B1 キッズ
3,500円以下で購入が可能な、3輪タイプのキックスケーターです。リーズナブルですが品質にはしっかりとこだわっていて、理学療法士と共同製作をしたハンドルシステムを採用しています。
幼児期のお子様に向けた商品であるため、安全性の高さにも重点を置いています。
足を乗せるボード部分に専用デッキを取り付けられ、好きなカラーでデコレーションできるのもポイントです。
折りたたみはできないものの、ワンタッチで解体ができるため、持ち運びや収納の際に便利です。
本体とデッキ(別売り)を組み合わせると、オリジナルカラーのスクーターを作るとことができます。
■5位:キックスケーター MID 5 ピンクリタ フラッシュホイール
運動能力の発達が良いお子様におすすめなのが、Mid5です。本来6歳~9歳のお子様向けですが、地面からの衝撃を緩和するサスペンションが付いているため、揺れにくく安心です。Mid 5の限定版であるこちらのモデルは車輪が光ります。
110cm~150cmが適正身長なので、身長が高めの4~5歳のお子様へのプレゼントにはぴったりです。
見た目もスタイリッシュで小学生のお兄ちゃん、お姉ちゃん向けに格好良いデザインに仕上げています。
【セットでプレゼントしたいアイテム】
キックスケーターはスピードが出やすい乗り物なので、転倒時に手や膝を擦りむいてしまうことがあります。楽しいはずのキックスケーターが、痛くて辛い乗り物にしたくありません。そこで、ヘルメットやサポーターといったプロテクターを装着することをおすすめします。
ローラースケートやスケートボード用のプロテクターをすでに持っている方は、使い回しができますが、もし持っていない方は、ぜひキックスケーターと一緒に購入を検討してください。
デカトロンではプロテクター類もリーズナブルな価格で販売しているため、キックスケーターとセットでプレゼントされる方も多くいらっしゃいます。
■ヘルメット
ヘルメットは頭をぶつけてしまった場合に保護してくれる、大切なアイテムです。自転車ほどのスピードは出ないにしても、キックスケーターでも転倒してしまう可能性があるため、身に着けておくと安心です。
もうすでにヘルメットを持っているという方で、1度ぶつけたことがある場合や、5年以上前に購入した場合は、劣化している可能性が高いので、買い替えをおすすめします。
こちらのヘルメットは税込1,990円と低価格なので、お財布にも優しい商品です。カラー、サイズ共にバリエーション豊富なので、お子様にあったものをお選びいただけます。
■サポーター
転倒時、頭の次に守っておきたい場所は関節です。運動神経の良いお子様ほど、転倒したときに手で支えるため、手首を骨折しやすい傾向があります。
プロテクターで保護していると、手首の関節や肘、膝に怪我するリスクを大きく低減できます。
このプロテクターは、手首、肘、膝がセットになって税込1,790円でご購入いただけます。
ストレッチ性の高い生地に手足を通すだけなので、面倒なベルト調整が不要であることもポイント。時間をかけずに装着できるので、お子様も嫌がらずに着けてくれやすい商品です。
■ステッカー
友達と一緒に遊ぶときや兄弟姉妹でヘルメットやサポーター、車体を間違ってしまわないように、ステッカーを貼るという選択肢があります。お子様が自分で好きなように貼ることができるので楽しみも味わえますし、自分の物と他人の物の違いを認識することで、物を大切にすることの学びにも繋がります。
デカトロンのステッカーは税込390円でご購入いただけます。
ピーチ、アズールブルーのカラーがあるので、男の子、女の子を問いません。個性をいかして、世界でたった1つのアイテムをぜひ作ってください。
まとめ
キックスケーターは、走ったり運動したりすることが好きなお子様にとって、非常に楽しいおもちゃです。自分では実現できない疾走感を味わえる感覚や、乗り物を操る面白さを知ることは、バランス感覚や運動機能だけでなく心の成長も促してくれます。
本記事では4歳~5歳のお子様がいる方に向けて、キックスケーターの必要性や他の乗り物との違いなどを解説しました。おすすめ商品のランキングで紹介したデカトロンのキックスケーターは、オンラインで購入することはもちろん、阪急西宮ガーデンズやイオン幕張店の実店舗で試乗することも可能です。専門知識を持ったスタッフが丁寧に接客するので、初めてキックスケーターを検討している方も、買い替えを検討している方も、遠慮なく相談してみてください。