初心者のための登山リュックの選び方|おすすめ4選

初心者のための登山リュックの選び方|おすすめ4選

登山リュックは、山で重い荷物を背負って行動するためのリュックです。バックパックとの違いは、耐久性の高い生地で、身体にフィットするようにできていること。用途によって選ぶ容量に違いが出るので、目的別に容量を使い分けましょう。
目次

これから山登りを楽しむなら、登山リュックを選ぶことはとても重要です。

なぜなら登山リュックは、タオルや着替え、飲食物などがたくさん入れられるような大きさや、耐久性が必要だからです。

本記事では、登山リュックの特徴と、容量別の選び方をご紹介。
最後に、登山用に開発されたおすすめ登山リュックを4つ見ていきましょう!

1.登山用リュックの特徴

登山リュックは、登山用に開発されたリュックで、以下の特徴があります。

  • 機能性
  • フィット感
  • 耐久性

登山リュックは、山登りが快適になるよう設計されています。
水筒やスティックを収納できるポケットや、リュックから出たホースで直接水分補給ができる機能などもあります。
また、身体へのフィット感を高めるためのベルトや、背中のパッド、形状に工夫が凝らされています。

さらに登山リュックの特徴は、素材の耐久性の高さにもあります。

荷物の重さに耐え、木や石の摩擦でも破れにくいよう丈夫な素材を使い、撥水加工を施すことで、変わりやすい山の天気から荷物を守れるのが特徴です。

安全で快適な山登りをするなら、登山専用のリュックを選ぶのがおすすめです。

2.登山用リュックの選び方

登山用リュックを選ぶときは、サイズ・機能性・使用感やフィット感を重視して選びましょう。

2-1.サイズ

登山リュックのサイズは、主にリットルで表記され、数字が大きいほどたくさんの荷物が入ります。

目的によって、ぴったりなサイズを選ぶことで、身体への負担を軽くし、登山がより一層楽しめます。
例えば、一日の弾丸ハイキングに必要な容量と、1泊二日のハイキングに必要な容量は違ってきます。

サイズ別の特徴については、のちほど解説します。

2-2.機能性

登山リュックは、目的によってポケットの数や機能が違います。

サイドポケットがあれば、水筒が入れられるので、アップダウンのある山道でもすぐにトレッキングポールを取り出せて、便利です。

リュック上部のトップポケットや、ヒップベルトポケットがあると、スナックやスマホがすぐ取り出せます。

その他にも、雨天時に役立つレインカバーや、飲み水を入れることでリュックから伸びるホースで直接水分補給ができる「ハイドレーション機能」も便利!

2-3.使用感・フィット感

使用感やフィット感が高ければ、重い荷物が自分の身体にぴったり固定されるため、登山が快適になります。

登山リュックには、以下のような機能が付いています。

  • チェストベルト:肩ひもが広がらないようにする補助ベルト
  • ヒップベルト:荷物の重さを腰に分散させるための補助ベルト
  • ロードリフターストラップ:荷物の重心を調整するためのストラップ
  • 背面パッド:背中の蒸れを防いでくれる

これらの機能は、登山リュックを身体にフィットさせて、重さを分散させてくれます。
また背面パッドが付いていれば、リュックを身体に固定させても通気性が良く汗で蒸れることがなく、快適に息を吸いながら登山することができます。

2-4.重さ

荷物の重さに耐えられる、耐久性が高い登山リュックを選びましょう。

登山リュックは、目安として30リットルでは8㎏まで、50リットルならば10〜15Kgくらいの荷物が収納できます。

登山の前に、実際に必要な荷物の重さを計っておきましょう。

2-5.収納性

登山では、荷物の重さが偏らないように、色々なポケットに分散して入れることをおすすめします。

開口部が上部だけでなく、底部まで大きく開くタイプならば、荷物をキレイに整理できるでしょう。。

収納性の高さだけでなく、取り出しやすさも登山リュックを選ぶポイントです。

3.自分にフィットする登山用リュックの選び方

自分にぴったりの登山用リュックを選ぶには「背面長」に合わせることが大切です。

背面長とは背中の縦の長さのことで、登山リュックの背面長が自分の背中よりも短いと、ウエストベルトが腰ではなく、おなかに来ます。

一方で背面長が自分の背中よりも長いと、肩のベルトが浮きやすく、フィット感がなくなることも。

また登山リュックの背面長は、レディース・メンズによっても異なるため、購入するときには参考にしましょう。

4.サイズの選び方

登山リュックにはさまざまなサイズがあるため、目的にあったサイズを選びましょう。

4-1.ちょっとしたおでかけ:3~19リットル

3〜19リットルの登山リュックは、多用途に使えます。
低地でのハイキングや森林散策、広い公園の散歩にもおすすめ。

荷物の出し入れも楽で、必要十分な量の荷物が入れられるので、普段使いにもぴったりです。

4-2.日帰りのお出かけ:20~39リットル

日帰りのハイキングには20〜39リットルのサイズがおすすめです。
着替え・食料・水筒のほか、ウォーターバッグやカメラも入れられます。

4-3.登山・旅行

最適な大きさの登山用リュックを選ぶと、より快適に登山が楽しめ、旅行時も荷物が多く持ち歩けるため便利です。

登山が初めての方は、登山経験のある方に持ち物を聞いて、リストアップするとよいでしょう。

4-3-1.ウルトラライトハイキング:20リットル

ウルトラライトハイキングは、短時間で山の魅力を味わうための登山です。

出来るだけ軽量化した荷物で山を歩くため、荷物をなるべくコンパクトにできる20リットルサイズがおすすめです。

4-3-2.トレッキング・旅行:50リットル以上

じっくり山頂を目指す登山やトレッキングには50リットル以上がおすすめです。
水・食料のほか、急な気温変化に備えてウインドブレーカーやフリースなどの着替えが必要です。

50リットル以上であれば、バックパッカーとして世界旅行をする際にも使えます。

4-3-3.テント泊のある本格登山:60リットル以上

テント泊のある本格登山には、60リットル以上がおすすめです。
十分な食料・水・着替えのほか、テントを入れられるのが60リットルです。
可能であれば一度荷物を全部入れてみて、耐久性や荷物に偏りが出ないか確認してみましょう。
登山初心者はパッキングに慣れていないので、大きめの登山用リュックを選ぶと安心です。

4-4.子どもとの登山:50リットル以上

子どもと登山に行く場合は、できるだけ子どもの荷物は大人が持ちましょう。

子どもには15〜20リットルの登山リュックを選び、大人は50リットル程度の登山リュックがおすすめです。

4-5.30リットルと40リットルで迷ったら?

30リットルと40リットルで迷ったら、目的で絞りましょう。

30リットル:日帰り登山の場合
40リットル:山小屋で1泊2日過ごしたり長時間楽しんだりする場合

大きい登山リュックに少ない荷物を入れるより、荷物がぴったり入るバッグの方が安定感はあります。

5.おすすめの登山リュック4選

厳選した、おすすめの登山リュックを4つご紹介します。

5-1. QUECHUA (ケシュア) 登山・ハイキング バックパック・リュック MH500 30 L

QUECHUA (ケシュア) 登山・ハイキング バックパック・リュック MH500 30 L

夏山登山や日帰りハイキングにぴったりな、30リットルの登山リュック。
防水加工のほか、底部にレインカバーが内蔵されているため、急な雨でも安心です。

女性でも使いやすいよう、サイズ展開もあります。
初めての登山にもぴったりなバックパックです。

※10年保証(365日返品保証付き)

5-2.FORCLAZ(フォルクラ)登山・トレッキング バックパック MT900 UL 50+10L (メンズ向け)

FORCLAZ(フォルクラ)登山・トレッキング バックパック MT900 UL 50+10L (メンズ向け)

本体重量1.6㎏ながら、12㎏までの荷物が入れられる、メンズ向け登山リュックです。
左右のポケットに水筒が入れられ、ヒップベルトにもファスナー付きポケットがあります。

背面ファスナーで縦に大きく開けられるので、下の荷物も取り出しやすく、初めてのテント泊にもおすすめのモデルです。

5-3.FORCLAZ(フォルクラ)登山・トレッキングバックパック MT500 AIR 60 + 10L メンズ向け

FORCLAZ(フォルクラ)登山・トレッキングバックパック MT500 AIR 60 + 10L メンズ向け

本体重量1.75㎏で、15㎏までの荷物が入れられる登山リュックです。
ポケットが豊富で、ヒップベルトにファスナー付きポケットがあるほか、水筒が落ちないポケットもあります。

荷物は上部とフロントから出し入れ可能です。
高さのある荷物もリリースストラップで身体に密着できる上、メッシュベルトで通気性も確保できます。

本格登山におすすめのスタイリッシュなバックパックです。

5-4. FORCLAZ(フォルクラ)メンズ トレッキングバックパック MT900 SYMBIUM 70 + 10L

FORCLAZ(フォルクラ)メンズ トレッキングバックパック MT900 SYMBIUM 70 + 10L

本体重量2.7㎏と軽量ながら、テントも入れられる70リットルサイズ。
左右のヒップベルトにはファスナー付きポケットがあるので、ちょっとした休憩に便利です。

ウォーターバッグが内蔵できるので、荷物を出し入れしなくても水分補給ができ、レインカバー付属で長時間の登山にぴったりのモデルです。

数週間にわたる長期の登山でも問題がないほどの耐久性に優れています。

6.まとめ

登山には、ハイキングや日帰り登山からテント泊まで、さまざまな楽しみ方があります。

使用する登山リュックは、荷物を入れるために必要なサイズのほか、機能性とフィット感も重視して選びましょう。

軽量リュックを使いたい場合は、荷物を少なくしたり、荷物の重量を計測したりして軽くしておきます。

登山の初心者は、最初はリュックの重さよりもサイズを重視して選ぶとよいでしょう。

目的に合った登山リュックを選んで、登山やハイキングを楽しんでください。

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アクセサリー| バッグ・リュック