フリースとは

フリースとは?素材の特徴&サステナブルフリースが揃うケシュア

目次

秋冬や季節の変わり目、レイヤリングの定番アイテム、「フリース」。ジャケットやカーディガンなどのファッションアイテムのほか、ブランケットや寝具など、さまざまな用途で使われ重宝されています。


とても身近な素材の一つですが、その特徴や魅力についてはあまり知らない方も多いことでしょう。


この記事では、「フリース」について解説。フリースの意味・素材の特徴・毛玉を防ぐ洗い方のコツのほか、環境に配慮したサステナブルな製品が揃うケシュアのフリースもご紹介します。

【1. フリースとは?由来と意味】


フリースとは本来、「羊一頭から刈り取られた、ひとつながりの羊毛」を意味しましたが、現在は「ポリエチレンテレフタラート(PET)」と呼ばれる、ポリエステルの一種からつくられる繊維素材を指します。

フリースには「ポリエステル」のほかに、「アクリル」を使用してつくられるものもあります。
アクリルは安価ですが、繊維に機能性を後付けする加工ができません。
耐久性や保温性などの機能面では、「ポリエステル」を使用したものの方が優れた素材であるといえるでしょう。


【2. フリースの特徴とは?】

寒さを感じたときにフリースを羽織ると、ウールのような暖かさを感じることができます。
フリースは合成繊維でありながら、天然繊維に引けを取らない優れた特徴を持っているのです。

ここでは、フリース素材の特徴やメリットについて、より詳しくみていきます。


2-1. 保温性に優れた素材

フリース素材がもつ一番の特徴は、「保温性の高さ」です。

フリースは、ポリエステルの繊維を軽い布地に織り込ませる形で起毛処理されています。
起毛処理された布は、繊維と繊維の間に空気の層を保つことができます。
その空気の層が身体から発せられる熱を保ち、外からの冷気を遮断するため、暖かさが維持できるのです。


2-2. べたつきを防ぐ透湿性も優秀

フリースは、「透湿性」にも非常に優れた素材です。
水分を吸っても早く乾く特徴があるため、雨や雪で濡れたり洗濯をしたりした後も早く乾きます。

汗の発散も早いため、汗をかいた後のムレ・べたつきによる不快感が軽減されます。

登山をはじめとするアウトドアの活動において、衣類の「透湿性」は高いパフォーマンスのカギを握る要素の一つ。
フリースはアウトドアユーザーからも高い支持を得ている素材です。


2-3. 肌触りなめらか・軽量素材

合成繊維を起毛させたフリース生地は、肌触りの良い柔らかさも特徴の一つです。
天然繊維のような刺激が少ないため、肌が弱い方も安心して使えるでしょう。

また、軽くて強度が高いのも優れた特徴です。
着用した際にストレスが少ないうえ、コンパクトになるため持ち運びにも便利です。


【3. フリースのデメリットとは?】

フリースのデメリットとして、「火」と「摩擦」に弱い点が挙げられます。

フリースはポリエステルが原料の合成繊維のため、火花などの小さな火でも穴が開くことがあります。
料理中のコンロ・ストーブなどに近づけないよう注意が必要です。

またフリースは摩擦に弱い素材のため、使用回数を重ねるごとに「毛玉」が発生しやすくなるでしょう。

アウトドアブランドのフリースには、「摩擦に強いフリース生地を使用したもの」や「バックパックが当たる部分にナイロン生地を使用したもの」などがあります。
フリースの使用頻度が高い場合は、毛玉ができにくい加工が施されているものを選ぶとよいでしょう。


3-1. フリースの毛玉を防ぐ正しい洗い方

フリースは自宅の洗濯機で洗えるのがメリットの一つですが、中には「洗濯機で洗ったら、縮みや毛玉が発生してしまった」という経験がある方もいらっしゃることでしょう。
フリースの特徴である「フィット性」や「肌触りの良さ」を保つためには、洗濯の際の一工夫が大切です。

洗濯する際は摩擦を最小限におさえるため、次のポイントを意識しましょう。

・ファスナーやボタンを締め、裏返して洗濯ネットに入れる
・静電気を防ぐ成分が含まれている「おしゃれ着用洗剤」や「柔軟剤」を使用する
・ドライコース(手洗い)で洗う

フリースは熱に弱いため、乾燥機にかけると生地が縮む原因になります。
洗濯後はすぐに洗濯機から取り出し、ハンガーで陰干しをしましょう。

【4. 環境に配慮したフリースとは?原料の違いに注目 】



フリースには大きく分けて、「石油」を原料にしたものと、「リサイクルポリエステル」を原料にしたものとがあります。

現在流通しているフリースのほとんどは、石油からつくられたものです。
リサイクルペットボトルを原料とした製品も増えていますが、コスト面の問題から石油に依存する割合がまだまだ多いのが実情です。
「サステナブルアイテム」を前面に打ち出す大衆的ファッションブランドのフリースでさえ、生地に含まれるリサイクルポリエステルは30%程度。

原材料としての石油への依存を減らし、廃棄物をもっと活用することで、製造段階における温室効果ガスの排出量削減を期待できます。
フリースを選ぶ際は原料に注目し、リサイクルポリエステルの比率が高い製品作りに励んでいるブランドを選んでみてはいかがでしょうか。


【5. 「QUECHUA」のフリースは100%再生ポリエステルのエコデザイン 】



フランス発のアウトドアブランド「QUECHUA(ケシュア)」のフリースのほとんどが再生ポリエステルからつくられています。


自然分解するまでに100~1,000年かかるといわれるペットボトルを再利用することにより、環境への影響を低減し、限りある自然環境の保全に取り組んでいます。


ケシュアブランドを展開する「DECATHLON(デカトロン)」では、高性能のスポーツ製品を提供すると同時に、それらの製品をより環境に配慮した形で開発する「エコデザイン開発」を進めています。


「エコデザイン」とは、製品の生産・使用・廃棄・リサイクルの全ての段階で環境保全に配慮した設計をすることです。


現在、世界各国のデカトロンにて、エコデザインアプローチで開発された500を超える製品が販売されています。(製品数は国によって異なります)「日々の暮らしでサステナブルなアイテムを取り入れたい」と考えているなら、ぜひ、環境に配慮した製品作りに取り組んでいるDECATHLON製品をご検討ください。


▶【 「DECATHLON(デカトロン)」のエコデザインについて 】 

▶【 「QUECHUA(ケシュア)」のメンズフリース製品一覧

▶【 「QUECHUA(ケシュア)」のレディースフリース製品一覧


フリースは、手ごろな価格で購入できる「ファッションブランド」のものと、登山などのアウトドア用につくられた「アウトドアブランド」のものの二つに大別されます。

「どんなシーンでも着用できるフリースが欲しい」なら、「アウトドアブランド」のフリースがおすすめです。なぜなら、アウトドアブランドのフリースは「汗をかいてもすぐ乾く」「保温性が高い」など、使用しているフリース生地そのものの機能性が高いためです。

また次のようなさまざまな工夫も見られます。

  • 生地の厚みにバリエーションがあり、保温性能を選べる
  • 立体裁断加工により、体の動きにフィットするつくりになっている
  • ファスナーを首元まで上げたときの、肌へのあたりをソフトにしている

「ファッションブランド」のフリースと「アウトドアブランド」のフリースは一見同じように見えますが、実際に着てみると快適性が断然違うことに気付くはず。
クオリティの高いフリースが1枚あれば、寒い季節も快適に過ごせるでしょう。


【7. 高品質なフリースなら「ケシュア」 】

「アウトドアブランドのフリースは高くて手が出ない」と思われる方も多いことでしょう。


そんな方には、アウトドアブランド「ケシュア」のフリースがおすすめです。

先述のとおり、ケシュアのフリース製品のほとんどが再生ポリエステルを使用した、環境に配慮したエコデザイン。


かつ、保温性・透湿性・機能性に優れた高スペックのフリースアイテムがバリエーション豊富に揃っています。「普段使いできるフリースが欲しい」「アウトドアにもOKの高性能フリースが欲しい」とお考えの方におすすめです。


ここでは、「ケシュア」のフリース製品をご紹介します。


7-1. シーン問わず使える定番フリース【フリース ハーフジップ MH100】


「 ハーフジップ フリース MH100」は、数あるフリース製品を代表するロングセラーアイテムから新しく登場したパーカーアイテム。ハーフジップの要素を取り入れた、保温性・透湿性に優れた高スペックフリースです。

メンズ・レディースに展開となりました。

シャツと重ね着したり、アウターの下に着たりと、普段着としてもフル活用できます。
ストレッチ性抜群で着用時に窮屈さを感じにくいため、寒い時期のアウトドアにもおすすめです。


7-2. 普段着にもアウトドアにもおすすめ【フリース フルジップ MH120】

上記でご紹介した定番フリースシリーズのフルジップタイプです。
着脱しやすいため、普段着にもアウトドアのミドルレイヤーとしてもおすすめです。

表のサイドポケットはジッパー付き、さらに内ポケットもあるため、スマホなどの貴重品もしっかり管理できます。


7-3. 保温性抜群の高密度フリース【ウルトラウォームフリース SH100】

密度380g/㎡の起毛素材を採用した、保温性の高いフリースジャケットです。
フードやポケットも保温性がある素材のため、アウターとしても着用可能。
普段着としてはもちろん、冬キャンプやスノーハイキングなどのアウトドアにもおすすめです。

少し違うモデルのレディースは、毛足の長いロングパイル(密度300 g/m²)を使用しています。
暖かいフリースジャケットのため、運動中の汗を外に逃がすサイドのストレッチインサートなどもあり、寒い季節のアウターとしておすすめできる1枚です。

【8. まとめ 】


ここまで「フリース」の素材や特徴について解説してきました。

フリースは、100%合成繊維の起毛素材です。
保温性・透湿性などに優れ、肌触りがよく、自宅で洗濯できる、普段使いしやすいアイテムです。


原料を石油に依存しない、環境に配慮したエコデザインのフリースを多数取り揃えています。アウトドアブランドならではの機能性を備えながら、お求めやすい価格で提供しています。


「寒い季節、1枚でも暖かいフリースが欲しい」「衣類など身近なアイテムもサステナブルなものにしたい」とお考えの方は、ぜひ「ケシュア」のフリースをご検討ください。


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